【般若が叩く】ハイスピード無鉄砲/カラスは真っ白 【NOハンニャver.】 ドラム解説
こんにちは、一生暇人ドラマーことセルシトです。
この記事は僕が叩いてアップロードした『【般若が叩く】ハイスピード無鉄砲/カラスは真っ白 【NOハンニャver.】』に関する記事です。
まだ見ていない方、もう一度見たい方はこちらからどうぞ。
まあタイトルではドラム解説などと偉そうに言いましたが、練習や演奏の時に意識していたことを書いていくという感じです。こういうのは記憶が新しいうちに残しておかないと忘れてしまいますし。
それでは、まずは曲の構成ごとに色々書いていきます。
イントロ
初めの静かなところはワンパターンですね。リムショットとライド、それからバスドラム。クラッシュは最初に小節頭で入れて、それ以降は小節の頭より半拍早めに叩いてます。
あとは・・・頑張ってください。叩いてみたとか楽譜を見てもいいと思いますが、まあ耳コピできる人は出来ると思います。それほど難しいフレーズではないので、耳コピのいい練習にもなりそうです。
音量は抑え目ですね。優しい音を出すよう意識しました。バスドラムはヒールダウンで、かかとを下ろして踏みました。ライドもチップで優しく叩きました。
それから、動画だとクラッシュを左手で入れていますが、これは右手で入れてもいいかもしれません。左手で叩くと、右手でライドを鳴らし続けられるためリズムキープがしやすいですが、いちいちスネアにスティックを置き直す必要が出てくるので、
・リムショットの音(特にピッチ)が安定しない
・置き直すたびにグリップエンドでスネアの打面を鳴らしてしまう
といったデメリットが発生します。僕の動画でもこれらのデメリットがしっかり出てしまっています。
一方、右手で叩けば上記のデメリットが完璧に解消されるでしょう。その代わり、右手を半拍でライドからクラッシュへ移すか、それが嫌なら一拍分ライドを叩かずゆったりと鳴らすか。
ただ前者は早すぎて、後者はクラッシュを叩くまでの一拍半を上手く取れず、リズムが崩れる危険性があります。僕はこれを恐れて左手で鳴らしていました。ここは好みですね。
そして、ここが終わるとラスサビまで続く高速セクションの幕開けです。このパートで意識したほうがいいかなと思うのは、スネアは常に2,4拍目に鳴っているということです。ここを意識すれば耳コピもしやすくなるのでは。
あとはバスドラ、クラッシュ、オープンハイハットをそれぞれよく聴いて合体させれば、いい感じに叩けると思います。(結局フレーズの大半ですね笑)
Aメロ
僕はここで一番苦戦しました。僕のドラムだと正直いまいちかもしれませんが、原曲だとスネアのゴーストノートがすごーく良いところ入っているんですよね。さすがタイヘイさん。
練習パッドとかスネアの上でならいい感じにできても、いざドラムセットでやるとなかなか決まりません。うーん、難しい。とりあえずスネアのゴーストノートは極力抑えて、2,4拍めのスネアとハイハットをきっちり合わせてそれっぽくしました。(それっぽくなってない?・・・・気のせいですよ。)
バスドラはオープンハイハットに合わせて踏むだけでいいはずです。オープンハイハットは開く長さなんかも意識すれば、メリハリのあるフレーズになり、かつ原曲にもだいぶ近づけるはずです。
この難しいAメロの分をいかに他のパートで取り返すか、それがこの曲で自分に課せられた一番の課題だったかもしれません。Aメロを上手く処理する、とはならなかったのが自分の限界を表しています。無念。
Bメロ
ここは比較的簡単でした。右手は基本ライドで8分キープですし、あとはBメロの途中にタムを3発打って、最後に16分で頑張れば大丈夫です。スネアのタイミングをとらえるのが難しいかもしれませんが、Aメロにように「あの速さであの繊細さ!?」みたいなことはないので、落ち着いて練習すれば十分対応できるはず。
足でハイハットを刻んだのはちょっとしたアレンジです。Bメロは比較的落ち着いているし、自分も落ち着かせる意味を込めて4分のリズムを入れました。
サビ/ラスサビ
サビの最初の歌詞は「樹海の」住人ではなく「十階の」住人なんですね。樹海って物騒だな~とか思っていましたが、十階・・・意味不明だ・・・
ここも一部タム回しを除けばスネアが2.4拍目で必ず鳴っています。このことを念頭に叩けば原曲にも近づくのでは。
いやーしかし、タム回しで微妙に原曲と間違えてしまっていますね、練習の時からなんとなく気付いてはいましたが、体に染みついたものが抜けませんでした。打つタイミングはあってましたが、打つ場所を間違えてますねー、うわー、すいません。サビ途中は一発抜かしちゃってますし、も~やだ
ラスサビ前の楽器隊キメは、1小節めの頭→2小節頭の半拍前×2という感じですね。僕が叩いたときは、小節の頭で叩くところは1拍ぶん、小節頭の半拍前叩くところは半拍分だけハイハットを開けていました。
こうすれば次の拍になった時に閉じれるので、ハイハットの開け閉めで拍を取りやすくできます。メリハリのあるキメにもなるし、なんとなくいい感じのアレンジにもなります。
もちろん原曲のようにすぐ閉じて、締まりのあるキメにするのもすごくかっこいいです。原曲の完全再現が目標なら迷わずこちらを選ぶべきです。
ああ、最後に一応。イントロとサビのフレーズは違います
アウトロ
イントロとフレーズの感じは似ていますが、スネアと一緒にロータムやクラッシュを叩いたり、バスドラのダブルが初っ端に入ったりして、わちゃわちゃしたニュアンスも含まれている気がします。
ここが一番原曲のフレーズをずれてしまいました。ニュアンスは再現できたと思いますが、どうでしょうか。スネアと一緒にクラッシュやロータムを叩けば、それだけでも原曲とだいぶ似た雰囲気にできると思います。
全体を通して
この曲は、基本的には速さと裏拍との戦いでした。ゴーストノートと格闘し、タム回しの速さとも戦い、クラッシュは4拍目の裏から入り、キメでも裏拍をハイハットで取り続ける・・・さすが『ファンクポップバンド』です。いや、タイヘイさん本当に凄いな(2回目)
BPMは自分で取ったら196でした。早。そりゃ余裕もなくなるわけですね。ここを簡単そうに叩くのがプロの技ですね・・・いやあ難しい。タイヘイさんすごい(3回目)
今回はこんなもんですかね。質問、気になった点、その他要望などあれば、遠慮なくコメントまでお願いします。
もう一度動画のっけておきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。それでは。