今すぐそのイヤホン外せ。イヤホンを外してほしい場所4つ。
街中でふと視線を人に向けると・・・
イヤホン、イヤホン、こっちはヘッドフォンだ。
今や現代人の生活に欠かせない電子機器となった、イヤホン、ヘッドフォン。
ウォークマン、iPodを筆頭とした音楽プレーヤー、そして世紀の大発明、スマートフォンの登場も相まって、音楽はどこでも気軽に聞けるものとなった。
しかし、人類の英知がもたらした歓迎すべき進歩は、同時に現代社会に負の遺産を産み落とした・・・。
上の文章は、ドキュメンタリー番組風のシリアスなナレーションで再生してください。あのかっこいい声の人です。
はい。
気を取り直して、この記事の概要を簡潔に説明すれば、
「イヤホンをどこでもつけていると、僕みたいな捻くれた人間にはこんな風に思われるかもしれないぞ~」
となります。要するに、イヤホンをする時と場所をわきまえてほしいのです。
それでは、僕がイヤホンを外してほしいと思うシチュエーションを4つ紹介していきます。
①コンビニ
イヤホンしながらレジで会計済ませている人って時々見かけませんか?
僕はあれを見るたびに、
『この人は、自分以外の他人全部をNPCだとか、動く人形程度にしか思っていないのかな、他人のこと考えてないんだな』
と思います。
だって、せっかく「全部で何円になります」とか「ありがとうございました」と言っても、相手がイヤホンしていたら、『こいつぜってー聞いてねぇ~』ってなりませんか?(まあ店員は店員で、機械的に仕事しているのなら話は別かもしれませんが。)
コンビニでバイトはしたことありませんが、普通の人なら、自分の発言に反応がないと多少はショックを受けるはず。
僕も、コンビニのレジで会計が終わったら、なるべく「ありがとうございます」と言うようにしています。
なんというか、便利なものが人の良心というか、相手のことを考える力を奪っている気がします。こんなこと考えて生きているのは僕だけなんですかね。
次行きます。
②マンション
マンションというか、建物のエレベーターホールやエレベータの中、廊下、が正確な言い方ですね。
これもイヤホンを外してほしい理由は①と似ています。
エレベーターホールで人と会ったり、廊下で人とすれ違ったときに、お互いに挨拶するじゃないですか。(まず挨拶をしない方々が案外多いのですが…汗)
その時、相手がイヤホンしていたら、反応がないは多い。仮に挨拶をしてくれても『でもこっちの挨拶は聞こえてないよね???』となりませんか?少なくとも僕はなってしまいます。
中高での経験で、「挨拶はばら撒くものだ」と考えるようにはなりました。
しかし、自分の挨拶を聞いてもらえて、かつ丁寧に挨拶を返してくれたら、なんか嬉しいじゃないですか。やっぱり。
『ああ、届いたな。良かった』って。
外でイヤホンつける分には構わないので、マンションの中とか自宅の周りでくらいでは、外したほうがいいかと思います。
③電車の中
これは絶対外せというわけでは全くないです。僕も電車で音楽聴きますし。
ただ、音量には十分気を付けてほしいです。
ドラムのせいで高2にしてモスキート音が聞こえなくなった僕でも、音楽を聴くときにiPhoneの音量メモリを半分より上げたことはありません。どんなにうるさいところでも。
ノイズキャンセリングのイヤホンを使う今、音量は5メモリで十分なくらいです。
しかし電車に乗っていると、明らかに半径2~3mには音漏れしているような人っていますよね。
やはり音漏れの音楽は本当にうるさいので、自重してほしいです。はたから聞いたらシャリシャリ言ってるだけで、何の曲か全然わからないし。
あとそんな音量で音楽聴いてたら、本気で難聴になりますよ。僕みたいに。。。
④バイト先の人と駅のホームで鉢合わせしたとき
これは完全に僕の体験談です。
そして、この記事をして僕に今回の記事を書かせしめました。
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それは、とある夜のことだった。
僕はバイトが終わり、先頭車両のホームで一人、イスに座って15分後の電車を待っていた。
この時間は本当に誰もいないんだな、と少し足を延ばして腰を下ろしていると
「お疲れ様で~す」
ゆるふわ系の1つ上の先輩が、僕に声をかけてくれた。僕の予想より早く仕事が片付いたみたいだ。
すぐに気づいた僕は、なぜか慌てて背筋を伸ばし、足を戻し、ついには思わずイスから立ち上がり
「お疲れ様ですっ」
と少し意気込んだように答えた。ちなみにイスから立ち上がったのは、先輩が座る気配もないのに自分だけ座ることに気後れしたからだ。別に特別な感情があってそんな行動をしたわけじゃないんだからねっ。勘違いしないでよねっ・・・・はか。
まだバイトも始めたばかりで、何から話したものかと、僕は用事もないのにリュックで荷物を探すふりをする。『方向同じっぽいし、どこまで乗るのか聞いてみよう』と思い、意を決し、
「あのっ…」
わずかにつっかえながら声をかけたとき、そこには驚きの光景。
先輩は、クソ音漏れすることで悪名高いiPhoneの純正イヤホンを耳にぶっさし、背骨から斜め45度、ストレートネックまっしぐらの角度でスマホを両手で操作していた。
勝手に気まずさを感じた僕は、とりあえず意味もなく何回かうなずいた後、僕は一瞬で自分がばからしくなった。何をあんなに必死になっていたんだ、と。
今度は本当にリュックからTOEIC用の英単語帳を出し、今日初めてやる範囲の単語を覚えていた。
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いや、これもなかなかショックでした。
最初は無理やりにでも声をかけようかと思ったのですが、もうすでにスマホに夢中だったし、これは声かけないほうがいいのかなと思いとどまってしまいました。
でも、帰りの電車の中で考えてみると、実はあの先輩は俺のことが嫌いだったから、あえて俺に何も答えなかった、ってパターンがあるぞと勘ぐってしまいました。
目のはしで俺がなんか声をかけきたのを見て、『うわなんか話してる、きも』ってなったんじゃないか…と。
ほんといらないところで無駄に頭が回ってしまいます。
ただ、そもそもあの人が、後輩がいる駅のホームでイヤホンなんてしていなければ起きなかったことなんだ!!!(八つ当たり)悪いのは、コミュ障の僕ではなくあの先輩なんだ!!!(八つ当たり)
まあこんなことで人を嫌いになったりはしないし、来週から普通に接します。
ただせめて、顔見知りがいるところでは、イヤホン外してもらえませんかね…と願う僕でした。
今回はこんなところですかね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。